- dorje2009's diary -

「見せかけの民主主義にご注意あれ」

 

「突然にACTA批准が委員会全会一致で可決。残すは衆院のみ」

http://anti-acta.alternwcs.org/?p=304

という記事があったので、少しネットの記事をあさってみた。

 

http://www.ukip.org/content/latest-news/2730-beware-of-counterfeit-democracy
に、「見せかけの民主主義にご注意あれ」と題してこんなことが書かれている。(7/31付)

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イギリス独立党のStuart Agnewによると、今月、欧州議会できわめて珍しいことが起こった。
欧州委員会で取り決められたことが覆ったのだ。

模倣品・海賊版拡散防止条約(ACTA)はACTA加盟国支持のもと欧州委員会によって取り決められた。ACTAはオーストラリア、カナダ、日本、韓国、メキシコ、モロッコ、ニュージーランド、シンガポール、スイス、アメリカによって議論が行われてきた。

この条約は秘密裏に協議されてきたが、詳細がリークされて国際社会から激しい抗議を受けた。

 

ACTAは本質的に非民主的だ。それは選挙を経た政府を迂回する方法を模索してきたからであり、合意内容を修正する権限を選挙を経ない欧州委員に移譲するという手段をとっている。


条約内容は弾圧的であり、インターネットにおける表現の自由に対する厳しい統制手段を与えるものとなっている。ACTAは正当なウェブサイトを罪に問えるようにする可能性がある。条文にある"幇助と教唆"条項によって、ウェブサイトがユーザーの行動に責任を負うことになるからだ。
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イギリス独立党はメジャーな政党ではない。
なので多少差し引くとしても、日本においてACTAがとてもこっそりと進行しているのは確かなようなので、この指摘は注目しておいたほうがよさそうだ。

 

また、7/8付の
http://www.revenews.com/cashing-out/cashing-out-week-of-july-1st-7th-2012-in-online-marketing-news/
にはこんなことが書かれている。

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欧州議会で否決されたことは、ACTAがEUのどの国においても履行されないということを意味する。同時に、世界的な合意が欠けていることによって、ACTAに賛成してきたが批准していない国にACTAを強制することは難しくなるかもしれない。
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日本のマスコミは外交防衛委員会の件、まだ報じていない?